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ウッドショックの現状と木材価値について沖倉喜彦が思う事。

 

木材高騰の『ウッドショック』の渦中で思うこと。長いGWの後、怒涛の四日間を終え、最後の日曜日に綴っておきます。

木材高騰と騒がれておりますが、これまで杉の柱が一本 2,000円、それが3,000円になったところで差額の1,000円が上がるだけ。100本なら10万円上がるだけです。 こんな事実を皆様はご存知でしょうか。

それは仮に、建坪30、総額 2000万の家からしたら微々たるものなのです。日本の林業の今は、助成金でしか生きる道はない。恥ずかしながら自立出来ないのが現状です。

その原因は、家づくりに対して木材があまりにもないがしろにされ過ぎた事。外材、集成材に依存しすぎた家づくりをする側が、今改めて『国産材、地域材』の見直しをする時が来たのではないかと思います。

国産材は高騰しているのではなく元の値に戻っているだけなのです。この先まだまだ元の値に戻るだけではなく、価値が見直され更には高まり、現代の物価に沿った適正価格になることを切に願う中、木々の尊さをぜひ皆様にお伝えし続けたいと思います。

東京オリンピックが開催されるか否かで、一年前にオリンピック競技場・選手村・モニュメントに『国産材・多摩産材』を土木用材より安く、あるいは無償提供させた国の中枢に『日本は木の国』である誇りすら忘れてしまった愚かさを感じずにはいられません。

東京の森から届く多摩産材の市場『多摩木材センター』

コロナ渦が引き起こした『ウッドショック 』。日本の林業、製造業を立て直すために、もはや一刻も早く決断をする時が今来ています。

㈲沖倉製材所 代表取締役 沖倉喜彦

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