日々の沖倉製材所

伝えたいこと
 そのままに。

  1. HOME
  2. 日々の沖倉製材所
  3. 「国産材に好機」ウッドショック 業界の期待と現実

「国産材に好機」ウッドショック 業界の期待と現実

国産木材の高騰を林業復活のチャンスにしようとする機運が、伐採、流通、製材の全セクションで高まっていることが、業者を対象に行ったヒアリングで明らかになっているようです。

しかし、国産材に目を向けてもらった後それをどう持続させるか。外材に頼った家づくりから地域に貢献した家づくりへと変えることで、安定的な材料供給ができ、国産材復活に期待ができるはずですが、見通しはまだまだ立ちません。

未だ、ウッドショックで起きた世界的な木材価格の高騰と品薄が、国内の住宅業界には工期の遅れやコストアップなどへの問題にもなっています。ウッドショックに期待する声としては「国産材の需要高、価格上昇は健全な林業経営につながり継続を期待できる」「今までが安すぎた。山元に還元できる価格とならなければならない」「外材から国産材へ転換し国産材を使う、このために価格修正がなされていくことは良いことではないか」等々。

又、ウッドショックを反転チャンスととらえる声があった一方で、迅速対応の難しさなどの声があるのも事実です。近年の木材は人工乾燥機で処理してから出荷することが標準となり、処理能力は乾燥機の台数で頭打ちになるのです。1台数千万円かかり、さらに乾燥後のカンナ掛けなどの装置も必要になります。今、投資し、雇用を増やして、来春に価格が元に戻ってしまうことも危惧され、国産材はなかなか需要に追いついていけない製材所が多いのも事実です。

沖倉製材所は東京の木・多摩産材の製材一筋70年。充分な設備と技術で皆様のご期待にお応えできるよう、日々尽力しております。

沖倉製材所代表取締役社長 沖倉喜彦は一級建築士であり、多摩産材認証協議会監事・製材事業者代表、秋川木材共同組合代表理事です。

日々の沖倉製材所

日々の沖倉製材所一覧
PAGE TOP