日々の沖倉製材所

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東京の製材所として想う事

【コロナ下である2021も杉の赤身のごとく昨年と変わらない志。】

不況の中で我々製材所は20年にも渡り厳しい経営を強いられてきました。

今年もお正月 真っ只中ですが、東京の製材所として変わらぬ思いを書き記します。

日本の製材工場数は20年前の約35%に減少、大規模、中規模、小規模合わせて14,000工場あったのが今は約4,800工場になっています。これは一県に約100工場。なんと少ないことか。

国産木材の需要縮小に伴うことにより中規模以下の工場が廃業や倒産し、大規模工場が増えていく流れに。

また、中規模以下の工場が存続するには『地域材(近くの山の木)に いかに付加価値を付けてつないでいくか』にかかっています。

写真の杉は20年も外で野ざらしに使われていた角材、周りの『白太』は朽ち果てても芯部の赤身はしっかりと生きています!

この木が腐る20年の間に製材所は激減しましたが、芯部の赤身は立派に生きてきました。この赤身こそが希望 であり赤身の如く生きることが使命。

製材所のシンボル、サイクロンを見て、念頭に誓った次第です。

頑張れ国産材! 頑張れ製材所 ! 本日も静かに暮れていきます。

 

 

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