日々の沖倉製材所

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グレーティングと木の素性のお話

沖倉製材所は東京の木・多摩産材の性能表示のため、グレーティングマシンによりその性能をしっかり評価しています。

グレーティングにかけられる柱材は、偏心してる木から柱に挽かれたものなどは、『グレーティングはね』となり、モルダーが止まります。これは柱が粗挽きされる時すでに曲がり材であることを示します。

高性能の柱を製材加工するには、四面背割りして乾燥し、更に四面製材に挽き直し真っ直ぐにします。

3メーター105ミリ角16センチの丸太を粗挽きで120角に製材、四面背割後更に乾燥して修正引き後110角にします。グレーティングで105に削るには、左右上下2.5ずつ鉋をかけるのです。

修正挽きをあまりにも早くしすぎると曲がってしまい、木は木の素性が形状記憶として出戻り、曲がっていた事を思い出すのです。

斜面に立っていたことを、アテに育っていると言い、山側がつまる谷がわに根を伸ばすなど、苦しいところで育つことにより、心がよるのです。

木のあれこれ、まだまだ深いのです。

製材以前に良質の原木を仕入れるのは目利きならでは。沖倉製材所代表取締役社長 沖倉喜彦は一級建築士であり、多摩産材認証協議会監事・製材事業者代表、秋川木材共同組合代表理事です。志高く、東京の山のめぐみに感謝し多摩産材の普及に尽力しています。

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