木工房三澤の独り言 Part12
東京の山って、なんでこんなに雄大なんだろうと毎日思う。
人口1400万人の東京都。
東京都の約4割が森林。
さらには多摩地域の森林面積は東京都の森林面積の約7割を占めている。
東京に生まれ東京に住み、この事を知ったのは十年位。
東京に住んでる人の中でこの事を知ってるのはごく少数だと思う。
しかしながら漠然と多摩地域には森林が多く、アクティビティや観光が出来る、そして里山体験が出来るところがある事はわかっている人が多いと思う。
実際、東京の木に携わる人でさえも後者の人がほとんどだと思う。
東京の木・多摩産材認証材はそんな身近な山から降りてくる全国でも質の良い材料。限りある資源を最大限に活かすこと、それこそが木に携わる人の使命。
木を活かし、木に活かされ日々を過ごすこと。
エシカルとかSDGsとか最近の言葉では表現出来ない事が木の仕事には多い。
山を適切に管理して綺麗な水をいただく、その水は日本酒になったり、魚釣りを楽しんだり、カヌーを楽しんだり。
丸太を製材した端材は木材を乾燥させる燃料になり、ノコギリの屑は馬や牛の寝床になる。その木屑は畑で利用され野菜などが育つ。
山に住む鹿、猪も感謝しながらいただく。山の恵みは全て感謝を込めていただく。素材として、食材として、それらが私の身体を作る。
木工房三澤 三澤正孝
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