手刻み大工『嶋崎棟梁』の独り言
多摩産材で家を建てる時に仕事を託す手刻み大工の嶋崎棟梁が、刻みについてブログで話しています。
年内の竣工を目指す現場、今日から新規大工さんが来て垂木や間柱などのカット作業。この現場は大工手刻みで始まりましたが、工期六か月と無茶な話なんです。プレカットより手刻みの方が強度があると知っている人が、ただ手刻みでやりたいという話では、無茶な話となってしまいます。
ここで簡単なお話をしましょう。
プレカットは、設計さえ決まれば、40坪ほどの家では、30分ほどで刻みが終了します。
大工手刻みですと坪2人かかると80人工かかってしまいます。
一人で刻むと約三か月も費やするわけで、残りの工期三か月となってしまいます。
その他材の仕入れなども大きくかかわってきます。予算が無い工期が無いなどの現場はプレカットがお勧めとなります。
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