出前授業の意義
沖倉製材所では出前授業もお引き受けすることがあります。多摩産材について知り、地場産業を考える地域の学校が社会科として取り入れてくれます。今回ご指定頂いたのは、森林・林業を教育資源と位置付け、教育活動に改革を進行中の都立高校。令和5年に100周年を迎える伝統校です。
これまでも、森林保全活動を通し、教育活動推進校として地場の山々に入り、間伐、整備・下草刈り、奥多摩ウォーキングも行っています。
校内にはすでに購入済みの多摩産材のテーブルや家具が設置。入札に踊らされ心のない家具にはその存在に多くの生徒は気付きもしません。
今回皆で多摩産材で自分たちのモノ、皆のモノをつくることで山を知り、興味を持つことで環境問題にも気付き、様々な分野に心動かされる人になれるのです。
山に生きる木の話を伝えた後で材を渡された女子生徒は、その重さを『命の重み』と表現してくれました。これこそが本気の木育。
この取り組みが活かされ、多摩産材の山々を守る事になることを大いに期待しています。
*今回の指導も木工房三澤 三澤正孝さんにお願いしました。
https://www.woodworkstudiomisawa.com/
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